CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

再建 3:手術後のボディースーツ

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https://marenagroup.com/fbs-above-the-knee-girdle-with-suspenders/

 

術後履いたのはこんな感じのガードルとブラ。色は黒。

でも、この時期なので、暑くて。。。

いくら通気性良く出来ていても、ガードルの両サイドは肉を挟まないようにガードが付いているからどうしても2重の作りになってて。

足のむくみが落ち着いたところを見計らって、早々に脱ぎました。

ブラもやっぱりごっついので、ユニクロのワイヤレスへ。

 

そういえば、今回の再建も前回の全摘同時再建の時も、一度も包帯って無かったです。日本も最近はそうでしょうか?さっさと病院から帰されてしまうアメリカでは包帯巻かれて帰されても、その後家族が困るよね。その点、ガードルとかブラなら、洗濯もできるし脱ぎ着も手伝えるので、便利と言えば便利。

 

そういえば、前回の手術の時、健側に良性と思われる小さな塊が皮膚に近い部分にあって、それも手術中に外科生検を受けたのですが、小さな傷口にはガーゼもなくボンドみたいなのでくっつけてあった。

 

 

キャメル

 

再建 2:さいけん

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先進国では唯一、有給休暇が無くても良いアメリカですが、(多分、記憶が間違ってなければ)最近、カリフォルニア州では有給の病気休暇が義務付けられました。これは本人だけでなく家族の看護に当たる際にも使うことが出来ます。

 

後は自力で回復するだろうと判断されれば、今しがた全身麻酔から目覚めても帰って良しの国なので、看護する人(家族や友人)は必須。病院から帰るのも、一人では帰らせてくれません。微妙に優しいのか厳しいのか分からないアメリカです。

 

という訳で、主人にはお仕事を休んでもらったのですが、その際、主人は職場に「妻のさいけんの為、休暇を取らせてください。」とお願いしたそうです。昨年、手術の際にも、主人は看病の為お休みを頂いているので、職場の方は今回その後の再検だと思って下さったようです。私も主人もそれぞれの職場に病名は知らせていません。

 

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再建 1:再建の手術

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色々と話が飛んでますが、先日(2018年7月)、再建の手術を受けてきました。
満身創痍です。
日本だったら数日くらいは入院させてくれそうな気がしますが、なんと日帰り。
手術は全身麻酔です。

左胸のエクスパンダーを取り出して、インプラントへ交換というのが今回の手術のメイン。
アクティブな生活を損なわないようにとの配慮から、インプラントは胸の筋肉の上にということで。
未だ、術後執刀医の先生に会っていないので、本当にインプラントが胸筋の上に設置されたのかどうか確信は無いのですが。。。今更、やっぱり変更したとか無いことを願いたい。
エクスパンダーは胸の筋肉の上でした。再建手術にたどり着くまで、胸の脂肪が少ないとの理由で、やっぱりインプラントは胸筋の下にするかもとの話もありましたが、手術前には足りない脂肪を足から補給して、インプラントは胸筋の上にというお話でした。(胸にはない脂肪が足にはあるらしい。脂肪の少ない小さな胸も乳がんになります。)

手術が終わって意識が戻ったころには、執刀医の先生はもう帰ってしまって居ないし、先生、私の意識が戻る前に当日退院OKにサインして居なくなっているので、もう家に帰るしかない。看護師さんも、どうしても不安であればリカバリールームに居(座)ることもできるけど、どおする?という感じ。出血が止まらないとか、意識が戻らないとか、呼吸が困難とか、異常に発熱してるとかでなければ、帰って大丈夫という判断。アメリカで手術を受けるのは、体力と生命力を試されている気がします。

手術後の体をそっと見てみると、今回は無しのはずだったドレーンが左側に付いてる。両足太ももは脂肪を取るための穴をあけられた痕が。右胸は左右のバランスをとるための小さなインプラントを入れる手術もされていて、もう全身傷だらけ。胸には医療用の胸を保護するブラが装着されていて、足にはひざ丈のウエットスーツ(ガードル)みたいなものをはかされて、無事?に帰ってきました。



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術後のこと 40肩とFrozen Shoulder

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術後あるある その2です。

左胸全摘の際、脇から左のリンパ節も幾つか採りました。
その後、左腕がなかなか上がらない。
少しずつ先生の指導の下、自宅でリハビリもしていたのですが、どうにも上がらない。
真っすぐひじを伸ばして上には無理で、なんだかひじが曲がっちゃう。
横は肩の高さまでがやっと。
神経と頭の繋がりが悪くなった?。
頭であがれー!と言ってもどうにも動かない。

術後5カ月を過ぎたころ、自力のリハビリに限界を感じ執刀医の先生に紹介してもらい、フィジカル・セラピー(リハビリセンター)へ行くことにしました。未だ、左胸にはエクスパンダーも入っているけど、でも動きたい、動けるようになりたい。

セラピストの方にストレッチしてもらい、指導の下エクササイズをしたらみるみる左腕は動くようになりました。
もう、これ以上動かないんじゃないかと諦めなくてよかった。完ぺきではないけど、再建手術前にここまで戻せていればまぁ良しです。

ところが、左腕がようやく良くなってきたら、今度は右腕が動かない。( <--現在ココ)
両腕いっぺんにじゃなくてよかったけど、右はどうやら『40肩』。英語では『フローズン・ショルダー(Frozen Shoulder)』と言うそうです。

片方が手術等で上がらなくなると、もう片方も時期をずらして上がらなくなるのは、まぁまぁあることらしいのですが、そんなの聞いてないし知らなかったよ。


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ビタミン Dが足りない

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しばらく間が空いてしまいましたが、元気にしています。

とういことで、ひとまず最近の状況を。

今週は、皮膚科と腫瘍内科と形成外科へ行って来ました。

形成外科の待合室で他の患者さん同士の会話が聞こえてきました。

一人は両胸全摘再建後の診察に、もう一人は今日初めて形成外科に来た人でした。

初めて来た人が、「先生や手術はどうだった?」と聞くと、

両胸全摘再建の人は、「術後色々と知らないことがあって困ったり驚いたりした。先生も説明してくれなかったし、私も聞かなかった。私は初めてだから何を聞いておくべきかも分からなかったし。でも、乳がんがあるよりは採ってしまって良かった。」

この後、一人は診察に呼ばれてこの先の会話を聞くことも話に参加することもできなかったけど、確かにその通りだと思う。

これから再建手術の身としては、困ったこと驚いたことを聞いてみたかった。

それで、しばらくブログを書いていないことを思い出して、もしかしたら、私の今の経験もいつか誰かの役に立つこともあるかなと。忘れないうちに書いておこう。

 

2017年11月に乳がん左胸全摘同時再建手術を受けて、現在(2018年6月)左胸にエクスパンダーが入っています。当初、5月に再建(エクスバンダーとインプラントを交換する)手術を受ける予定でした。形成外科の先生の診察は5月まで無かったのと、執刀医の先生に皮膚科を紹介してもらっていたので、4月に昨年11月の術後からひかない左胸湿疹を診てもらいに皮膚科へ。皮膚科の先生には5月に再建予定なことを伝えてた上でお薬をもらったのですが、皮膚科でもらった薬を塗るとあっという間に湿疹はひいたものの、ステロイド薬だったので、皮膚が薄くなり5月の手術を延期することになってしまいました。しかも残念なことにステロイド薬を止めて2週間ほどするとまた、湿疹が戻って来ました。トホホ。

今は湿疹は出ているけど、皮膚は少し厚みを取り戻してきている感じです。

こんなに湿疹が出るなんて、聞いてなかったし、想定していなかったです。

エクスパンダーがストレスで湿疹を起こしているかもしれないらしい(はっきりした原因は不明)のですが、湿疹が出ている状態で、しかも湿疹の出ている辺りを手術するのはちょっと心配。

 

それから、もう一つ。ビタミンDが足りない。

これは腫瘍内科の先生から。術後ホルモン治療を受けるにあたり、昨年末 (2017年12月)に骨密度を測定したところ、骨太だと自信のあった骨が、なんと若干骨密度が薄くなってきているとのこと。術後1カ月半ぐらいで検査したので、ただでさえ車社会、さらに運動不足で、ちょっと骨減っちゃったのかも。そこから先生の指導の下、ビタミンD3を毎日2000IU採っていたのですが、今回の検査(2018年6月)で先生の期待した程数値が上がっていないという結果。なんとかこのビタミンDの数値を上げるため、これから8週間、週に1回50000IUを採ることになりました。

骨密度が減っているならカルシウムじゃないの?と思ったのですが、乳製品等カルシウムを含む食品を食べることが出来ているので、私の今の状況ではカルシウムの補充はしないということでした。

 

未だ他にも、術後の変化で困ったり驚いたことがあるので、それはまた書きますね。

 

 

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27: 形成外科(乳房再建)再診 インプラントの素材

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最初に会った形成外科の先生に手術をお願いすることが決まり、再度先生のオフィスへ。

先生にはセカンドオピニオンを聞きに行ったことも、私がインプラントの形や素材を気にしていることも伝わっていました。

日本の病院のサイトで見て、セカンドオピニオンの先生も勧めたしずく型で、インプラントが何かの際に割れてしまってもシリコンがこんにゃく状で流れないタイプのものを希望していたのですが、先生は私の希望していたインプラントのサンプルを持って

「これでしょ?」「でも、これは全然良くないから私の患者には勧めていないの」と。

先生が勧めるのは丸形のもっと柔らかいインプラントで中味が液状のようで心配でした。

その心配そうな顔を見てか先生は、「これはもっと柔らかいけど割れてもジェル状で中のシリコンが流れたりしない。動いても丸型だから向きを心配しなくていいし、柔らかいから出来上がった胸ももっと自然な感じになる。」「半年程前から販売が始まった新しいインプラントよ。」と説明してくれました。

それで、ようやく丸いので行こうと気持ちが固まりました。

 

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26: 形成外科(乳房再建)の先生決定

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形成外科のセカンドオピニオンの後、なんだかもうどちらが良いか決められなくなってしまったので、執刀医の先生に電話で相談しました。先生はどちらの形成外科を選んでもどちらの先生とも一緒に手術をしているし経験も技術も素晴らしいとしながら、どちらを私がより気に入ったかということを聞いてくれましたが、何しろどっちがいいとか好きとか分からなくなってきてしまっていたので先生に決めて欲しいとお願いしました。

結果、最初の形成外科の先生にお願いすることに。

ちょうどこの頃、ニュースでアメリカでは女性外科医の方が術後の経過が良いというデータが発表されたというのを読んだので何となくどちらか決められなかったら、女性の先生の方が良いかな?とか、セカンドオピニオンに行って、最初の先生に戻りたいと言うのはどうなんだろう?とか、セカンドオピニオンの先生が見せてくれたインプラント(しずく型で中のシリコンがこんにゃくのようになってる)の方が安定しそうとか、どちらともつかない気持ちを上手く拾い上げてくれました。



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