CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

術後のこと 40肩とFrozen Shoulder

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術後あるある その2です。

左胸全摘の際、脇から左のリンパ節も幾つか採りました。
その後、左腕がなかなか上がらない。
少しずつ先生の指導の下、自宅でリハビリもしていたのですが、どうにも上がらない。
真っすぐひじを伸ばして上には無理で、なんだかひじが曲がっちゃう。
横は肩の高さまでがやっと。
神経と頭の繋がりが悪くなった?。
頭であがれー!と言ってもどうにも動かない。

術後5カ月を過ぎたころ、自力のリハビリに限界を感じ執刀医の先生に紹介してもらい、フィジカル・セラピー(リハビリセンター)へ行くことにしました。未だ、左胸にはエクスパンダーも入っているけど、でも動きたい、動けるようになりたい。

セラピストの方にストレッチしてもらい、指導の下エクササイズをしたらみるみる左腕は動くようになりました。
もう、これ以上動かないんじゃないかと諦めなくてよかった。完ぺきではないけど、再建手術前にここまで戻せていればまぁ良しです。

ところが、左腕がようやく良くなってきたら、今度は右腕が動かない。( <--現在ココ)
両腕いっぺんにじゃなくてよかったけど、右はどうやら『40肩』。英語では『フローズン・ショルダー(Frozen Shoulder)』と言うそうです。

片方が手術等で上がらなくなると、もう片方も時期をずらして上がらなくなるのは、まぁまぁあることらしいのですが、そんなの聞いてないし知らなかったよ。


キャメル

ビタミン Dが足りない

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しばらく間が空いてしまいましたが、元気にしています。

とういことで、ひとまず最近の状況を。

今週は、皮膚科と腫瘍内科と形成外科へ行って来ました。

形成外科の待合室で他の患者さん同士の会話が聞こえてきました。

一人は両胸全摘再建後の診察に、もう一人は今日初めて形成外科に来た人でした。

初めて来た人が、「先生や手術はどうだった?」と聞くと、

両胸全摘再建の人は、「術後色々と知らないことがあって困ったり驚いたりした。先生も説明してくれなかったし、私も聞かなかった。私は初めてだから何を聞いておくべきかも分からなかったし。でも、乳がんがあるよりは採ってしまって良かった。」

この後、一人は診察に呼ばれてこの先の会話を聞くことも話に参加することもできなかったけど、確かにその通りだと思う。

これから再建手術の身としては、困ったこと驚いたことを聞いてみたかった。

それで、しばらくブログを書いていないことを思い出して、もしかしたら、私の今の経験もいつか誰かの役に立つこともあるかなと。忘れないうちに書いておこう。

 

2017年11月に乳がん左胸全摘同時再建手術を受けて、現在(2018年6月)左胸にエクスパンダーが入っています。当初、5月に再建(エクスバンダーとインプラントを交換する)手術を受ける予定でした。形成外科の先生の診察は5月まで無かったのと、執刀医の先生に皮膚科を紹介してもらっていたので、4月に昨年11月の術後からひかない左胸湿疹を診てもらいに皮膚科へ。皮膚科の先生には5月に再建予定なことを伝えてた上でお薬をもらったのですが、皮膚科でもらった薬を塗るとあっという間に湿疹はひいたものの、ステロイド薬だったので、皮膚が薄くなり5月の手術を延期することになってしまいました。しかも残念なことにステロイド薬を止めて2週間ほどするとまた、湿疹が戻って来ました。トホホ。

今は湿疹は出ているけど、皮膚は少し厚みを取り戻してきている感じです。

こんなに湿疹が出るなんて、聞いてなかったし、想定していなかったです。

エクスパンダーがストレスで湿疹を起こしているかもしれないらしい(はっきりした原因は不明)のですが、湿疹が出ている状態で、しかも湿疹の出ている辺りを手術するのはちょっと心配。

 

それから、もう一つ。ビタミンDが足りない。

これは腫瘍内科の先生から。術後ホルモン治療を受けるにあたり、昨年末 (2017年12月)に骨密度を測定したところ、骨太だと自信のあった骨が、なんと若干骨密度が薄くなってきているとのこと。術後1カ月半ぐらいで検査したので、ただでさえ車社会、さらに運動不足で、ちょっと骨減っちゃったのかも。そこから先生の指導の下、ビタミンD3を毎日2000IU採っていたのですが、今回の検査(2018年6月)で先生の期待した程数値が上がっていないという結果。なんとかこのビタミンDの数値を上げるため、これから8週間、週に1回50000IUを採ることになりました。

骨密度が減っているならカルシウムじゃないの?と思ったのですが、乳製品等カルシウムを含む食品を食べることが出来ているので、私の今の状況ではカルシウムの補充はしないということでした。

 

未だ他にも、術後の変化で困ったり驚いたことがあるので、それはまた書きますね。

 

 

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27: 形成外科(乳房再建)再診 インプラントの素材

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最初に会った形成外科の先生に手術をお願いすることが決まり、再度先生のオフィスへ。

先生にはセカンドオピニオンを聞きに行ったことも、私がインプラントの形や素材を気にしていることも伝わっていました。

日本の病院のサイトで見て、セカンドオピニオンの先生も勧めたしずく型で、インプラントが何かの際に割れてしまってもシリコンがこんにゃく状で流れないタイプのものを希望していたのですが、先生は私の希望していたインプラントのサンプルを持って

「これでしょ?」「でも、これは全然良くないから私の患者には勧めていないの」と。

先生が勧めるのは丸形のもっと柔らかいインプラントで中味が液状のようで心配でした。

その心配そうな顔を見てか先生は、「これはもっと柔らかいけど割れてもジェル状で中のシリコンが流れたりしない。動いても丸型だから向きを心配しなくていいし、柔らかいから出来上がった胸ももっと自然な感じになる。」「半年程前から販売が始まった新しいインプラントよ。」と説明してくれました。

それで、ようやく丸いので行こうと気持ちが固まりました。

 

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26: 形成外科(乳房再建)の先生決定

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形成外科のセカンドオピニオンの後、なんだかもうどちらが良いか決められなくなってしまったので、執刀医の先生に電話で相談しました。先生はどちらの形成外科を選んでもどちらの先生とも一緒に手術をしているし経験も技術も素晴らしいとしながら、どちらを私がより気に入ったかということを聞いてくれましたが、何しろどっちがいいとか好きとか分からなくなってきてしまっていたので先生に決めて欲しいとお願いしました。

結果、最初の形成外科の先生にお願いすることに。

ちょうどこの頃、ニュースでアメリカでは女性外科医の方が術後の経過が良いというデータが発表されたというのを読んだので何となくどちらか決められなかったら、女性の先生の方が良いかな?とか、セカンドオピニオンに行って、最初の先生に戻りたいと言うのはどうなんだろう?とか、セカンドオピニオンの先生が見せてくれたインプラント(しずく型で中のシリコンがこんにゃくのようになってる)の方が安定しそうとか、どちらともつかない気持ちを上手く拾い上げてくれました。



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25: 乳房再建 セカンドオピニオン 2

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初めの形成外科に会いに行ってから数日後、セカンドオピニオンを聞きにもう一人別の形成外科の先生に会い行きました。

2人目の医師はおじいちゃん先生で、丁寧なコンサルテーション。

が、やはり形成外科としての見解は同じで、「全摘再建した方に合わせて健側もバランスを取るために小さなインプラントを入れる」でした。そして、さらにそれよりも健側も予防の為に全摘することを勧めてきました。

アンジェリーナ・ジョリーじゃないんだから・・・。遺伝的には私はセーフだし。と心でつぶやき、

健側に合わせて全摘した方を小さくしてもらうことはできませんか?と聞いてみるも、そんなに小さなインプラントは無いと。でも、健側に入れるのはもっと小さいインプラントでしょう???

もともと乳がんを発症した方の胸の方が若干大きいのは事実だけど、大きくできるなら、小さくもできるということではないのだろうか?

 

 

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24: 形成外科 セカンドオピニオン  

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形成外科の先生のアドバイス「健側を少し大きくしてバランスを取りましょう」

に納得がいかず・・・(健側まで切りたくない。。。)

翌日、乳がん検査センターの看護師さんへ連絡してみました。

健側も手術しないといけないの?セカンドオピニオンを聞くことはできますか?

看護師さん達は、今になって落ち着いて振り返ってみると、患者の扱いがとてもうまくて、それはトレーニングからなのか経験からなのか人柄なのか、きっとその全部かもしれないけれど、患者の気持ちに寄り添いつつ患者さんが病気から逃げることなく、遅れることなく治療に向かえるようにサポートしてくれました。

なので私の質問への答えは、

・健側に関しては私の意思で自由に決めて良い

・セカンドオピニオンはもちろんOKで、すぐに手配してくれました

 

 

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23: 形成外科(乳房再建)

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乳がん全摘同時再建には、乳がんを切除する先生と、取ってしまった胸を再建する先生の2名の執刀医が必要ということで、先日会った乳がんを取ってくれる先生からの紹介で形成外科の先生に会いに行きました。

形成外科の先生は再建だけではなく、豊胸など美容整形(プラスチックサージェリー)もされる先生です。

出来上がりの美しさを追及する先生からは、健側の胸も少し大きくしないと出来上がりのバランスが悪くなるから、右側にも小さなインプラントを入れましょうと思わぬアドバイス。

出来れば少しでも手術は小さく済ませたい、まして健康な方の胸まで切るなんてこれっぽっちも考えていなかったので、急な提案に、これ以上切り刻まれるのは勘弁してほしいと必死で訴えるもなかなかうまく伝わらず、涙が出てきてしまいました。

先生も良かれと思って、そしてそれが主に受け入れられる環境(通常、先生が美容外科として接する人は胸を大きくしたい人が多いよね。。。)に居るので、私のように小さい方(健側)の胸に合わせて小さくていいというのは珍しいらしく当惑していました。

アメリカでは、再建の際バランスを取るために健側にする施術は保険の対象でもあり(保険にもよるかもしれませんが)、この際一緒にというのは患者にとって身体的にも経済的にもで負担が少なく、仕上がりがよいということのようでした。

 

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