CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

保険会社からの手紙とアメリカの医療保険

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保険会社から手紙が届きました。

読んでみると「CT検査受けてもいいよ」というお知らせでした。

 

アメリカの医療費は高く、保険会社が強い力を持っています。

医師が検査のオーダーを出すと、病院スタッフが保険会社に連絡し保険会社の許可が下りてから検査の予約を取ります。(緊急の場合は違うかもしれませんが。)

 

2017年の左胸全摘手術の前にMRIを撮った時は、病院から保険会社への請求が$4,000ドル(40万円位)で保険会社が許可した金額が$2,000ドル(20万円位)程でした。この許可した金額が、保険のプランによって、自己負担又は保険会社が払ってくれる金額になります。(病院は請求額が全額保険会社から支払われないからか、かなりの吹っ掛けた!?金額を請求するという印象です。)

 

もう少し面倒くさい話をすると、私の医療保険プランは個人負担額の高いタイプで、まず個人負担額までは自己負担、それを超えるとようやく保険が90%ほど払ってくれて、さらに年間個人持出し上限に達すると、あとは保険が全額カバーしてくれます。

 

2017年はこんな感じのプラン:

1)個人負担額(Deductible)($4,500ドル(45万円))

2)保険90%&個人10%

3)年間個人持出し上限(Annual out of pocket max)($6,000ドル(60万円))以降は保険が100%カバー

 

MRIを撮った時は手術前で未だ個人負担額を払いきっていない時だったので、全額($2,000)を自己負担した記憶です。

 

もちろん、手術をするとあっという間に年間個人持出し上限に達してしまうので、後はその年は支払いの心配がなくなります。

 

2018年以降は薬を飲み定期的に病院に行くのが前提なので、もう少し個人負担額と年間持出し上限が低いプランに入っていますが、そうすることで月々の保険料は高くなります。ちなみに、2020年の保険料は月額$600ドル(6万円)超え。何もしなくても、病院に行かなくてもです。

 

元気で持病が無いときは、比較的保険料が安いプラン(年間$4,000ドル位)で何かあったら年間個人持出し上限($6,000)まで払う。

 

医療が必要な時は、もう少し保険料の高いプランで(年間$7,000ドル位)でその分、個人負担額や年間個人持出し上限が下がる($3,000ドル位)。

 

いずれにしても何かあったら年に$10,000ドル(100万円)程必要になります。

 

 治療を受けるためには、収入が必要というのが現実です。

元気じゃないと病気も出来ない!?。

 

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「CT検査受けてもいいよ」の手紙

 

 

 

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