CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

19: 執刀医に会う・全摘同時再建

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ようやくここまで来て、執刀医に会いました。

先生は私達夫婦を温かく迎えて、病気を知って受けたであろう精神的なショックと、これから治療(手術)を受けようと前向きに行動している(執刀医に会いに来た)ということをねぎらってくれました。

この先生に会えて、良かった。アメリカで手術を受けよう、とホッとしました。

 

左胸は、DCIS(0期の非浸潤がん)と乳がん(浸潤がん)と一つの胸に2カ所取らなければならない所があり、私のサイズでは温存で部分切除をすると形がだいぶ変ってしまうこと、また術後に放射線治療をすることになるのでそうすると放射線治療付近の皮膚が硬く縮んでしまい形を戻すのは難しくなること、全摘の場合は術後の放射線治療を避けられる可能性が高いこと(放射線治療をしなくても良好な予後を望めること)などから、全摘で同時再建することを勧められました。

 

先生は同じ年の女性方なので、先生だったらどうされますか?と尋ねると、「同じ症状・状況(胸のサイズとか)であれば、全摘同時再建を受けます。手術は誰かに頼まないといけないけどね。」と。では、それでお願いしますと全摘同時再建をすることにしました。

 

また、MRIで見つかった右胸の小さな塊は皮膚表面に近く針生検ができなかったので、手術の際に採り病理検査を受ける(外科生検をする)ことになりました。事前に右の外科生検を受けることも可能でしたが、手術の前に外科生検を受ける心身の負担を避けることと、先生の所見、「良性かどうか確認する必要はあるけれど、もしこれが悪性だったらとても驚く」を信じることにしました。

 

全摘を勧められてすんなり受け入れられたのは、執刀医に会うまでに色々と自分なりに調べた際、DCISでも広がりが大きく全摘になったケースがあることや、川崎貴子さんの女社長の乳がん日記」を読んで全摘同時再建を前向きにとらえることが出来ていたからというのもあったと思います。 

 

同じ病気をした方々のそれぞれの経験に助けられていると感じる今日この頃です。経験や情報を発信してくださる皆さんに、感謝しています。

 

私の経験もいつか誰かの役に立つことがあったら嬉しいです。

 

 

キャメル