CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

頭がぼーっとする

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なんだか集中力なく、気が散漫。読んだものが頭に入らなかったり、見たものをすぐ忘れたり。。。薬のせいなのか、仕事のストレス(なかなかはかどらなくて時間に追われている感じが、無駄にドキドキして集中できなくて、はかどらなくてのループでこたえる)なのか?仕事そのものが悪いわけじゃないのにね。

9月になって残暑がきびしいのも追い打ち。

ゆっくり寝たら良くなるかな?

ペリカンと一緒に雲のない空をぼーっと眺めていたい。

 

キャメル

UCLAからの研究参加案内

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UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)から乳がんサバイバーの研究に参加しませんかという手紙が来た。

カリフォルニア州で癌と診断されるとCalifornia Department of Health Serivesというところに報告が義務付けられていて(私が報告したわけではないので、医療機関がしているらしい)UCLAのような研究機関は研究の為にそうした情報を入手できる。

で、研究に参加しませんか?というお手紙が来た。

治験のようにお薬を使うものではなく、

・Mindfulness-meditation class (マインドフルネス瞑想クラス)

・Survivorship education class (サバイバーのための勉強クラス)

のいずれかに6週間通うというものらしい。

確かに、今できることは何だろうとは思うけれど、このいずれかのクラスで劇的に結果が良くなるようにも思えなくて、UCLA周辺の渋滞を考えると通うことの負担の方が大きい気がしてためらってしまう。

ただ、こういう研究があるっていうことは、やっぱり予後の改善必要性があると考えられているということ。この研究は若い乳がんサバイバー (50歳以下で過去5年以内に比較的早期の乳がんと診断された人)が対象なので、つまり、この対象に入る人って3年とか5年の生存率は高いけど・・・な人たちだ。

 

キャメル

 

 

 

治療と治療の間

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一旦、目に見える癌が無くなると治療は終わる。私は現在タモキシフェンを摂っているけれどそれも、5年で終わる。5年経ったら、再発とか転移の心配がなくなるならいいのだけれど。。。

その後はきっと検査のみ。当然といえば当然だけれど、転移とか再発が起こらないようにできることはないのだろうか?だって、一度癌になった人にとって、次は、もし、遠隔転移なら治る見込みは薄くなる。再発とか転移するならその間も治っていたわけではないし。転移とか再発に長い時間がかかるものは、その間に何かできたのではないかと、後になって考えてしまいそう。

一般的に乳がんの場合は、治療後、定期的に運動している人の方が再発率は低くなるらしい。でも、乳がんになる前から定期的に運動していても、なるときはなる。

お酒も週にワインとかビールをグラス一杯程度。タバコは吸わない。

再発も転移も、がんになったのと同じように、何か特別な理由は無く、なる時はなってしまうものなのかもしれないけれど、今、元気に動ける間に出来ることはなんだろう?

それは医療とか治療とかではないかもしれないけれど、ここに何かもう少しガイダンスがほしい。

 

キャメル

 

誰にどこまで伝えるか

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誰にどこまでつたえるか。

人それぞれ、環境や状況によりますが、私の場合の誰にどこまで伝えたかです。

全部知ってる人:主人

乳癌になったこと・手術をしたことを知ってる人:弟、親友数名

手術をしたことは知ってる人:会社上司、会社総務、主人の会社上司、習い事の先生など

両親は健在ですが、日本とアメリカで離れて暮らしているため、もし、私の方が両親よりも後に逝くことが出来るなら、墓場まで持っていこうと思っています。もし、私の方が先になってしまう場合は、いずれ分かることなので、心配する時間が少ないほうが良いかなと思います。

主人は、細かい検査結果に目を通すタイプではありませんが、一緒に病院に行ったり、術後の看病をしてくれたり、日々の体調を見守りながら歩調を合わせてくれています。

弟は、血縁のある中で唯一伝えた人です。一応もしもの時は宜しくねということで。

親友数名は、私の中でおばあちゃんになってもおっぱいがなくても一緒におしゃべりしたり、ごはんをたべたり、温泉行ったりしたいと思う、大切な人たち。心配を増やしちゃったかもしれないけど、話を聞いてくれて知っててくれて、ありがとう。

私と主人の会社関係で休暇を取るのに伝えることが必要だった人たちには、病名は伏せました。詮索されることも、励まそうとしてそのくらいなら大丈夫と言われることも、死んじゃう人だとお気の毒に扱われることも、私が伝えた人以外に伝わっていくことも嫌だったので。

習い事の先生には、しばらくお休みすることと復帰の際に思うように動けないだろうということで手術を受けますと伝えました。

 

ここに来てくださった方々。私個人を知らずにここに来てくださった方は、おそらくご本人または身内が同じ病気かその心配をされている方が多いかと思います。匿名だからこその共有できる部分があればいいなと思っています。

 

キャメル

 

 

 

ハイキング

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夏の終わりを告げる祭日レイバー・デイ(Labor Day 9月第1月曜日)の週末。 連休ということもあり久しぶりにハイキングに行ってきました。4キロ程の短いハイキングコースを休み休み途中で持参したサンドイッチを食べたりしながら歩くこと約2時間。

久しぶりに土の上を歩くと、車道も民家もすぐ近くなのにすっかり自然の中にいるような気分。乾燥していて景色の大部分は枯野原だけど海辺から上がってくる霧は心地良くリフレッシュしました。

自分の足でちゃんと歩けるってありがたい。

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 枯野原に霧が上がってきているところ

 

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高台からの眺め 

まるっと2年!

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2017年9月1日に乳がんと診断を受けてから、まるっと2年が経ちました。

日常生活にはほぼ支障なく元気に過ごしています。

ざっくり振り返ってみると。

2016年夏:40歳を過ぎたことで、健康診断の一環として初めてマンモグラフィーを受ける。この時、石灰化が指摘され経過観察。半年後に再検査の指示。

2016年秋:日本里帰り中に乳腺外科を受診。マンモグラフィーとエコーを受け同じく経過観察で良いとの見解。年に一度検査を受けましょうと言われる。

2017年年初:日本の先生が年一で良いというので、最初の検査から半年後の再検査は(勝手に)パス。

2017年春:左胸上部にしこりを発見。うつぶせに寝ているときに時折チクッとして、触ってみたら固い部分があることに気づく。但し、日常生活に支障がないため、すぐに病院に行かず次の健康診断の際に聞いてみることにする。

2017年夏:年1回の内科(主治医)健康診断。左胸のしこりが気になっていることを伝え、検査をお願いする。オーダーはマンモグラフィーのみ。

マンモグラフィー 

マンモグラフィー再検

ステレオガイド下マンモトーム生検

2017年9月1日:ステージ0の乳がんと診断、手術が必要との説明を受ける。 (しこりはマンモグラフィーに写らない位置にあったので、この時点ではしこりの部分は無視されている。)

2017年9月初旬:遺伝子検査(年齢的に比較的若いため、今後の治療方針を決める上でもしたほうが良いということで受ける。家族の了解は不要。事前に保険会社の了解は要。)

MRI検査 (手術に必要な情報を得るために受ける。)

2017年9月中旬:ステージ0なので、慌てなくてよいとのことで、当初の予定通り日本里帰り。乳腺外科を受診。マンモグラフィーとエコー。しこりについては指摘されず、ステージ0でも手術を勧められる。

2017年9月下旬:遺伝子検査の結果は問題なし。MRIの結果しこりがみつかる。

針生検 (しこりの部分をエコーで確認しながらの生検。)

しこりも乳がんと確定。

2017年11月:左胸全摘同時再建手術・術中センチネルリンパ節生検

2017年12月:術後薬物療法(タモキシフェン)、同時にビタミンDのサプリメントも医師の勧めにより摂取開始。

2018年5月:フィジカルセラピー開始。(上がらなくなった左腕の可動域を広げるためのリハビリ。自力のリハビリではある一定のところから腕が上がらなくなってしまったため。)

2018年7月:再建手術(エクスパンダーをシリコンインプラントに交換)

2018年秋:再建手術後も秋までフィジカルセラピーを受ける。

 

現在は、術後薬物療法とサプリメントを続けながら、ほぼ普通に、仕事・運動・食事のできる生活を送れています。

 腫瘍専門医(オンコロジー)の先生に半年に1回、形成外科に年に1回、マンモグラフィーを年に1回、内科・婦人科にそれぞれ年1回検査に行っています。

 このまま穏やかに暮らせますように。

 

キャメル