CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

再建 13:散歩

f:id:CaramelCamel:20170626143438j:plain

再建手術後は手術の翌日から散歩を始めました。

散歩と言っても家の近所をトコトコと10分から15分程です。

手術から2週間を過ぎた頃、近所の公園へ出掛けてみました。

この公園一周約1マイル(1.5キロ)。途中、無理かなと思ったらショートカットもできるので、歩いてみました。周りの人たちの歩きが速いなぁと感心していたら、どうやら私が遅いらしい。だいぶ普通に歩けるようになったと思っていたのですが、まだまだのようです。それでも、無事に一周歩けて、嬉しかった。

疲れやすいのが、悩みの種。少しずつ体力を取り戻したいです。

 

 

キャメル

 

 

 

再建 12:健康診断 (2018年)

f:id:CaramelCamel:20170626144012j:plain

年に一度の健康診断に行ってきました。

健康診断は主治医でもある内科の先生の所で受けます。

検査前10時間は絶食なので、朝食抜きで行ってきました。

再建後の胸もきれいに出来てますよと、執刀医以外の医師に言われちょっと安心。

今回から、採血は健側の腕にお願いしました。

ところが、これが、看護師さんにも私自身にもつらいことが判明。健側の腕はどうやら血管が細いらしい。その上、朝ごはんも食べてないし、クリニックの中は冷房がとてもよく効いている。一人目の看護師さんは、細い針にしましょうと針を取りに行ったものの、刺さずに断念。もう一人の看護師さんが針を刺してみたものの、肝心の血液が針の方に流れてこない。針を刺した状態で、針を動かしてみても (この状態に更に血の気が引いていく気がしましたが)やっぱり採れないということで、しばし休憩。

改めて、健側の別の血管をねらって、ようやく採血。でも、血管が細いせいかポタポタポタと今度はなかなか量が採れない。看護師さんも2人がかりで、小さな試験管のような容器に3本採る予定だったところ、「ミニマム、ミニマムで行こう!」と言って2本。それぞれに半分ずつ程採血して終了。

一応、病後なので、血液検査で分かるものはしっかり検査して欲しいのですが、足りたかなぁ。いや、2本に半分ずつで良いなら、いつもその量でお願いしたい。

どっちだろう???

検査結果は、大丈夫であれば郵送で、何か見つかればクリニックからお呼び出しが掛かるシステム。もし、1カ月経って何も届かなければ、こちらからクリニックに連絡するようにということでした。(これは郵送紛失とか電話のメッセージがうっかり消えてしまったとか)。

  

全摘した方の腕には太い血管があって、手術をするまでは看護師さん達はいつもどこの病院やクリニック、ラボに行ってもその太い血管に針を刺すので、失敗といっても後で内出血することはあっても、まず一回で刺さらないということは無かったんだけど。。。

 

採血があるときは温かい上着を持参しよう。 

 

 

 

キャメル

 

 

 

 

再建 11:食事

f:id:CaramelCamel:20170627134344j:plain

8月に入り、まだまだ日中暑いけど少しずつサンセットの時間も早くなり、季節の移ろいを感じる今日この頃。

2018年夏の思い出は、乳房再建って・・・。

再建手術後の食事は、手術当日の夜も軽いものであれば食べて良いということだったので、手術前に作っておいたチキンと野菜のスープを頂きました(日帰り手術)。今回は抗生物質にあたることも無かったのですが、なかなか食欲が戻らない。内科の先生によると、手術で体にストレスがかかってるから、胃酸が多く出て若干胸焼けモードになっているんだそうです。サラダとかスープとか蕎麦とか果物とかさっぱりした物は美味しく食べられるんだけどなぁ。どかっと食べられないので、こまめに食べるようにしています。



キャメル

再建 10:インプラント

f:id:CaramelCamel:20180723123837j:plain

再建方法は幾つかあるようですが、私が受けたのは1回目の手術で全摘してそこにエクスパンダーを挿入(全摘同時再建)し、しばらく(6カ月以上)たってからエクスパンダーをインプラントに交換する2回目の手術を受けるというもの。乳頭は温存できたので、乳頭は再建無し。

 

インプラントはMentor社のメモリージェル ブレスト インプラントの表面がスムースなタイプの丸型(MemoryGel Breast Implant/ Xtra Smooth Round Moderate Plus Profile Implant) 。

Mentor - Breast Products

一見、透明なので液体のように見えますが、中味はジェル状のシリコン。表面スムースの丸型なのは、運動したりしてインプラントが動いた場合、丸型の方がしずく型よりも問題になりにくいからだそうです。私のライフスタイルからも、こっちの方が良いという勧めでした。形も触り心地もこっちの方がいいし、というのは形成外科医の好みによるところも大きいかも。(ちなみに先生は一つ年上の女医です。)

 

エクスパンダーもこちらのメーカーのものでした。

 

 

キャメル

再建 9:療養の友

f:id:CaramelCamel:20170509125742j:plain

療養の友はYouTubeで大喜利。
薬で多少頭がぼーっとしていても、何もしないでいると気になる痛みがあっても、楽しく大人しく過ごすことが出来て良かった。

コメディーを英語で楽しむのは、何年アメリカに住んでも難しいけど、さすがに生まれ育った日本の大喜利はぼーっと見ていても楽しめる。いっぱい笑って回復にも一役買ってくれた気がします。ずーっと続いてほしい日本の文化です。

 

 

キャメル

 

 

 

 

再建 8:動かした脂肪 (脂肪吸引!?)

f:id:CaramelCamel:20180723124448j:plain

そんなこんなで、足(太もも)の脂肪を胸に持ってきたのですが、両足太もも大あざです。両方の太ももから合計120mlの脂肪を取って、使ったのは90mlだったそうです。

ドクターに足細くなったよと言われても、見るも無残なすがたに嬉しくない。

片方からたった60ml(大匙4)程度の脂肪を取るのにこんなになってしまうなんて。。。それっぽっち取ったって細くなんかならない。むしろ術後は腫れてかえって太くなっていたと思う。

 

ひざの上とモモの付け根に穴をあけた痕、計5カ所。

 

 

キャメル

 

再建 7:おっぱいを小さくするのは難しい?

f:id:CaramelCamel:20170509125958j:plain

これはアメリカに居るからかもしれないし、私の読んだ情報が少なくて偏っているからかもしれないけれど、全摘再建の場合、再建した胸は健側より大きくなる傾向があるような。

再建した胸に比べて健側が・・・バランスが悪くなってしまったというのをいくつも目にしました。

また、日本の病院のサイトでも、乳房再建した場合:以下『引用』

乳房再建術について | 国立がん研究センター 東病院

『いずれの方法を選択しても乳房形態の左右差はある程度生じます。

形態の左右差や傷跡の二次修正術が必要となることがあります。』

 と説明されています。

 

私自身は大きな胸に興味が無いし、小さくても身動きが楽なほうが好きで、できればあまり体を傷つけたくない。もともと健側の方が少し小さかったので、形成外科の先生には何度となく、再建の際は小さい方に合わせて欲しい、胸は小さくていいと伝えました。

形成外科のセカンドオピニオンにも行きましたが、どちらもNO。再建側に合わせて健側を少し大きくしましょうという話になってしまう。

 

私の中で、健側を大きくしてバランスを取るというのは、「ああ、つまり再建側を小さくすることは難しいんだ」という結論に。アメリカの形成外科医、それは難しくてできないなんて、きっと絶対言わない。彼らは彼らのできることで、彼らの考える美しい出来上がりを勧めてくる。全摘の際、乳頭を失わなかったのでなおさらかも。切ったのは胸の下の部分を胸のカーブに沿ってだから、その部分を詰めると乳頭の位置が下がってしまう。だから、小さい方を少し大きくしてバランスを取りましょうと。

 

形成外科医の勧めに完全にNOと言う勇気も(ご機嫌を損ねた状態で手術を受けるのはコワイ)、術後アンバランスな胸を毎日みて後悔しない自信もなく、結局は医師の勧める通りの手術を受けました。

全摘した胸はエクスパンダーを取り出しインプラントを入れる。運動機能を失わないようにとエクスパンダーもインプラントも大胸筋の上。でも、皮下脂肪が少なくインプラントの形状があまりにもはっきり見えてしまうから、足(腿)から脂肪を取って、胸の上の部分に補充。健側にも小さなインプラントを入れる。という手術でした。

 

なんだか、大改造になってしまい、まだ、これで良かったと思えるところにたどり着いてないけど。痛みやあざが全部消えた頃には気持ちも、もう少しすっきりするかなぁ?

 

日本でも、同じように脂肪を動かすところもあるみたいですね。以下『引用』

乳房再建 | 国立がん研究センター 中央病院

『インプラントを用いて再建した乳房ではわきとインプラント上方に凹みを生じやすいことがしばしば問題となります。当院では腹部あるいは大腿より脂肪吸引を行い、生じた凹みに脂肪注入を行っています。インプラント交換と脂肪注入を同時に行うことにより1回の手術でインプラントの欠点を補い、より自然に近い形の乳房を再建することが可能になります。』

 

大胸筋の上にインプラントを入れるというのは、日本ではあまり見ない例かも。

 

 

キャメル