24: 形成外科 セカンドオピニオン
形成外科の先生のアドバイス「健側を少し大きくしてバランスを取りましょう」
に納得がいかず・・・(健側まで切りたくない。。。)
翌日、乳がん検査センターの看護師さんへ連絡してみました。
健側も手術しないといけないの?セカンドオピニオンを聞くことはできますか?
看護師さん達は、今になって落ち着いて振り返ってみると、患者の扱いがとてもうまくて、それはトレーニングからなのか経験からなのか人柄なのか、きっとその全部かもしれないけれど、患者の気持ちに寄り添いつつ患者さんが病気から逃げることなく、遅れることなく治療に向かえるようにサポートしてくれました。
なので私の質問への答えは、
・健側に関しては私の意思で自由に決めて良い
・セカンドオピニオンはもちろんOKで、すぐに手配してくれました
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23: 形成外科(乳房再建)
乳がん全摘同時再建には、乳がんを切除する先生と、取ってしまった胸を再建する先生の2名の執刀医が必要ということで、先日会った乳がんを取ってくれる先生からの紹介で形成外科の先生に会いに行きました。
形成外科の先生は再建だけではなく、豊胸など美容整形(プラスチックサージェリー)もされる先生です。
出来上がりの美しさを追及する先生からは、健側の胸も少し大きくしないと出来上がりのバランスが悪くなるから、右側にも小さなインプラントを入れましょうと思わぬアドバイス。
出来れば少しでも手術は小さく済ませたい、まして健康な方の胸まで切るなんてこれっぽっちも考えていなかったので、急な提案に、これ以上切り刻まれるのは勘弁してほしいと必死で訴えるもなかなかうまく伝わらず、涙が出てきてしまいました。
先生も良かれと思って、そしてそれが主に受け入れられる環境(通常、先生が美容外科として接する人は胸を大きくしたい人が多いよね。。。)に居るので、私のように小さい方(健側)の胸に合わせて小さくていいというのは珍しいらしく当惑していました。
アメリカでは、再建の際バランスを取るために健側にする施術は保険の対象でもあり(保険にもよるかもしれませんが)、この際一緒にというのは患者にとって身体的にも経済的にもで負担が少なく、仕上がりがよいということのようでした。
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22: 婦人科健診の結果
婦人科健診の結果は数日後、先生から大丈夫だったよとの連絡がありました。
検査結果が良い場合は、結果を聞くためだけに病院に行かなくてもよいのは助かります。
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21: 婦人科健康診断
執刀医の先生に会った翌日(2017年10月上旬)、年に一度の婦人科の健康診断に行きました。既に何カ月も前に予約してあったものです。
婦人科の先生はもう10年近く検査に通っているので、会うとほっとします。
昨年初めてのマンモグラフィー検査をオーダーしてくれてたのもこの先生でした。
乳がんの検査センターとも同じネットワークでもあり、先生には既に私の検査結果がとどいていた(ちゃんと目を通してくれていました)ので、会うと先生から「乳がん見つかったのね。大丈夫?」と声をかけてくれました。
まず、現実を受け止めて立ち向かっていける状況であるかを確認してくれたのがありがたかったです。
それから、乳がんが見つかったはバッドニュースだけれど、乳がんが比較的初期の段階で見つかったこと、他は健康なことはグットニュースだと今ある状況で明るい部分を指摘してくれました。
どうして乳がんになってしまったのか?、ならない方法はなかったのか?、何か自分自身に良くないことをしてしまったのだろうか?と聞いてみると、「どうして乳がんになるのかは分かっていないし、ならない方法が分かっていればそれを皆に勧めたいけれど、分からないから検査をするように勧めて早い段階で見つけるしかないのが現状なの。あなたはちゃんと検査を受けて早い段階で見つけたから、よくやったのよ。」「がんは不健康な人だけではなくて、健康な人もある日突然襲うからこわいの。」と。
手術が終わったら受ける予定のホルモン治療についても色々と聞きました。
もし、がんの治療後妊娠を希望する場合は、卵子を採っておくこともできるようですが、私のがんは女性ホルモンで大きくなるタイプなので、卵子を採る(卵子を採取する際にホルモン剤を使う)のは危険なこと、年齢的に5年のホルモン治療後妊娠するのは難しいこと。ホルモン治療中は更年期のような症状が出る可能性があること、でも、必ずしも生理が止まったり無くなったりするものではないこと、生理が軽くなる分にはあまり心配はいらないけれど、もし、重くなるようであればすぐに連絡するようにといった説明を受けました。
もしかしたら、いつか赤ちゃんが我が家に来るかもしれないという淡い期待はなくなってしまいました。
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20: Happy New Year!
新年明けましておめでとうございます。
昨年中このブログを見に来てくださった皆さんありがとうございます。
今年もマイペースではありますが、少しずつアップしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。(__)
昨年は色々と驚きもありましたが、それでも、あの時分かって、あの時手術して良かったと思っています。
今は、ほぼ普通の生活が出来るようになりました。
全力疾走はちょっと無理かもしれませんが、エクササイズもしても良いらしいので少しずつ体も動かしていきたいです。
今年のモットーは『棚から牡丹餅』。
笑顔でナイスキャッチできるよう準備に勤しみます。(^^)
2018年 穏やかな良い年となりますように。
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19: 執刀医に会う・全摘同時再建
ようやくここまで来て、執刀医に会いました。
先生は私達夫婦を温かく迎えて、病気を知って受けたであろう精神的なショックと、これから治療(手術)を受けようと前向きに行動している(執刀医に会いに来た)ということをねぎらってくれました。
この先生に会えて、良かった。アメリカで手術を受けよう、とホッとしました。
左胸は、DCIS(0期の非浸潤がん)と乳がん(浸潤がん)と一つの胸に2カ所取らなければならない所があり、私のサイズでは温存で部分切除をすると形がだいぶ変ってしまうこと、また術後に放射線治療をすることになるのでそうすると放射線治療付近の皮膚が硬く縮んでしまい形を戻すのは難しくなること、全摘の場合は術後の放射線治療を避けられる可能性が高いこと(放射線治療をしなくても良好な予後を望めること)などから、全摘で同時再建することを勧められました。
先生は同じ年の女性方なので、先生だったらどうされますか?と尋ねると、「同じ症状・状況(胸のサイズとか)であれば、全摘同時再建を受けます。手術は誰かに頼まないといけないけどね。」と。では、それでお願いしますと全摘同時再建をすることにしました。
また、MRIで見つかった右胸の小さな塊は皮膚表面に近く針生検ができなかったので、手術の際に採り病理検査を受ける(外科生検をする)ことになりました。事前に右の外科生検を受けることも可能でしたが、手術の前に外科生検を受ける心身の負担を避けることと、先生の所見、「良性かどうか確認する必要はあるけれど、もしこれが悪性だったらとても驚く」を信じることにしました。
全摘を勧められてすんなり受け入れられたのは、執刀医に会うまでに色々と自分なりに調べた際、DCISでも広がりが大きく全摘になったケースがあることや、川崎貴子さんの「女社長の乳がん日記」を読んで全摘同時再建を前向きにとらえることが出来ていたからというのもあったと思います。
同じ病気をした方々のそれぞれの経験に助けられていると感じる今日この頃です。経験や情報を発信してくださる皆さんに、感謝しています。
私の経験もいつか誰かの役に立つことがあったら嬉しいです。
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18: Pre. Op. 検査 (手術前検査)
2017年10月初旬、主治医(内科医)のクリニックへ。
全ての検査結果は届いているはずですが、乳がん(浸潤性)が見つかったことに気づいておらず・・・
前回、DCISで見つかればラッキーだと言った先生は、今回、健康診断で相談したしこりが乳がんだったことについては未だ小さいということ以外何も言いませんでした。
いずれにしても(DCIS(非浸潤性乳がん)だけであっても、他の乳がんも手術するにしても)必要になるであろう手術前検査をしましょうと、血液検査・尿検査と心電図を取りました。
手術を受けるに当たり、抗生物質 にアレルギーがあるのですが大丈夫ですか?と聞いてみると、抗生物質は種類が沢山あって、全てに当たるということはないので以前当たったものを避けておけばいいんじゃないかというアドバイスでした。
でもこれで、種類も沢山あるみたいだし同じのでなければ大丈夫なんだと安心したのは間違いでした。
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