CaramelCamel’s blog

キャメルの地味なアメリカ生活

11: マンモグラフィー(ステレオ)ガイド下 マンモトーム生検 

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マンモトーム生検の予約をした際には、

*自分で運転してきて、自分で運転して帰れる。(ロサンゼルスは車社会です。)

*生検後、デスクワークであれば仕事に戻ってもよい。

とのことだったので、生検が午後にあることを気にしながら午前中仕事をするよりいいかなと、午前中を予約して午後仕事に戻る予定に。

でも、これは失敗でした。

ⓞこれからマンモトーム生検を受けられる方がいらしたら、可能であれば付き添いの人に来てもらう(運転してもらう)ことと、生検後 少なくともその日はゆっくり休息をとれるスケジュールをおススメします。

 

生検の日(2017年8月末)は、検査センターへ行くと例のガウンに着替え再検査用の控室へ。この検査センターには、控室が2つあって、定期検診と再検査の人では控室が別になっています。

この日、私が受けたマンモトーム生検は、椅子に座ってマンモグラフィーを撮る機械に胸を挟んだ状態で、画像でターゲットを確認しながら太めの針で組織を取るというもの。

この針、意外と太い。局所麻酔を最初にしてくれるので、痛みそのものは麻酔の注射を刺す時だけでしたが、痛みが無くても、胸に何かが(って太い針が!)刺さっていくのも分かるし、取った組織を吸引しているのも分かる。

検査室には検査技師のお姉さん(50代?)と先日マンモトーム生検を説明をしてくれたドクター(男性医師)。

針が刺さったら5分で終わるから、という検査技師のお姉さんの説明とは裏腹にドクターは画像を見て組織を取る部分を1ヶ所ではなく3ヶ所程指定。

針は刺したまま(傷口は一つ)それぞれのターゲットの組織を取っていきます。また、組織を取ったところにクリップ(もし、悪性で手術の場合は、クリップも取る。もし、良性で手術の必要が無い場合は後にマンモグラフィー等で検査した場合、そこが病変ではなく生検で組織を取った痕だと分かるようにするマーク)を置きます。

ターゲットの画像設定をするのは検査技師、実際に針を操作するのはドクター。

一ヶ所取る度に検査技師のお姉さんは、モニターから私のところに来て肩や背中に手を当てて励ましてくれますが、だんだん自分でも顔から血の気が引いていくのが分かります。

実際に針が刺さっている部分は自分の腕の陰になって見えないものの、全部取り終わるまで針が刺さってから約30分、生きた心地がしませんでした。

終わるとドクターは無事に取れたよと言うとさっと検査室から出て行かれ(この辺は女性への配慮だと思う)、検査技師の方が傷口にテープ貼って胸に幅20センチ程の伸縮性のあるテーピング(pressure bandage wrap)を巻いてアイスパックを傷口付近に当ててくれました。

また、生検後の過ごし方や、何か心配事や質問が出てきた際の連絡先(検査センター専属の看護師)、検査後の傷の様子を確認する為の検査センター看護師さんとの予約日時が書かれた用紙も検査技師の方が一緒に確認してくれました。

 

生検後の過ごし方には:

・傷口に貼ったテープは24時間は剥がさない。剥がす際は、シャワーをあびながら。

・痛みが出たら、タイレノール(Tylenol:アセトアミノフェン、アメリカのどこの薬局にもある処方箋無しで買える痛み止めの薬) は摂っても良いが、アスピリンはダメ。

・生検後少なくとも2日は上半身に負荷のかかる運動はしなように。

・生検当日とその日の夜は、もらったテーピングを巻いて過ごす。

・出血、腫れ、発熱(101ºF = 38ºC)などが出たら、医師に連絡するように。

などが書かれていました。

 

 

キャメル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10: 2年目のマンモグラフィー

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健康診断でやっとこ手にした乳がん検診のオーダー用紙をもとに、検査センターへ予約。

あくまでも、この時点では検診なので、検査センターも予約は10日以上先でないと取れない。

ということで、2017年8月になって2年目のマンモグラフィーを受けました。

すると、数日後、やはり追加検査の連絡が。

ここまでは、想定内 (昨年石灰化が指摘されて追加検査を受けているので)。

ところが今年は、追加検査の撮影後に検査技師よりドクターが来るから待っててと。

あれれ???

画像を診断する医師は裏にいるようで、普段は検査室や控室・更衣室のあるエリアには女性のスタッフと検査技師しか見当たらない。

しばらく待っていると先程の検査技師とドクター(検査センター専属の男性医師)が一緒に検査室にやってきました。

ドクター(実は昨年のマンモグラフィーの読影をしてくれた先生でしたが、会ったのはこれが初めて。昨年の検査レポートに先生の名前が記載されていました。)は、自己紹介をすると、昨年よりも石灰化が増えているので念のため生検をしましょう。ガンである可能性は15%-20%位。決して高い確率ではないけれど、1%とか2%のようにとても低い確率というわけではないからした方がいいということ。生検を受ける際のリスク、稀に出血がなかなか止まらないとか化膿する場合があるなどを手短に説明をし、帰りに予約担当者に会って予約を取るようにと言うと、さっと検査室から出て行きました。

検査技師の方が今一度ドクターの説明を私が理解しているか確認してくれ、帰りに生検の予約を取って帰宅。

この時はまだ、自分は大丈夫な方(良性)の80%だと勝手に思い込んでいて、これでガンが見つかる人のためにも、そして今後の安心のためにも受けておこう!と呑気に構えていました。


キャメル

9: 年に一度の健康診断

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2017年7月、年に一度の健康診断を受けに行きました。

健康診断は、問診と身長・体重・血圧を測って尿と血液を検査に出すもので、主治医となっている内科医のところで受けました。

マンモグラフィーを昨年受けたかどうか聞かれ(結果は届いているはずなのですが・・・)、受けたと云うと「今年はいいですね」と。

そこで、昨年石灰化が指摘されていて、半年後の再検査を勧める手紙が検査センターから届いているものの未だ受けていないこと、気になるしこりがあることを伝え、検査オーダーを出してもらえるようお願いしました。(この時、お願いしていなければ、まだガンと診断されていなかったかも。)

診察後 受付に寄ると、「今日はもう帰っていいですよ。健康診断は結果が出ましたらご連絡します。」と言って帰そうとします。マンモグラフィーの検査オーダー用紙を頂くはずなのですがと聞くと、チラッとファイルを見て「先生からそういう指示は出ていません」と。いえ、今しがた診察室でお話しして出してくださるということになったので確認していただけますか?とお願いすると受付の人は明らかに不機嫌になって、「先生はもう次の方の診察に入られてますので、お時間かかりますけどいいですか?」

(もう、結構ですと出かかる言葉をぐっとこらえて)

・・・はい。待ちます。。。

(今年は検査を受けなくては、とどこかで思っていたようです。)

しばらく待って、検査オーダー用紙をもらい帰宅。

 

後日、送られてきた健康診断(血液・尿検査)の結果は、いたって良好。

全く問題無しでした。

 

 

 キャメル

 

 

8: 胸のしこり

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再検査を受けるように勧められていた半年後は2017年 年初だったのですが、仕事の忙しい時期でもあり、日本のお医者さんからは年に一度の検査で良いとのことだったので、何となく気にはなっていたものの先送りに。

仕事の落ち着いた2017年5月ごろ、ふと胸に触れるところっとしたパチンコ玉のようなしこりが。あれっ?こんなのあったっけ?少し時間をおいて再度さわってみると、やっぱりある!

2016年の夏のマンモグラフィーで石灰化を指摘されて以来、何となく気になって時折胸を触ってチェックしていたのに、それまで気が付きませんでした。

ふと、小林麻央さんのブログが思い出されます。
⑦ しこりの発見 | 小林麻央オフィシャルブログ「KOKORO.」Powered by Ameba

これって、もしかして???
不安が頭をよぎりますが、触ってみても痛くも痒くもなくて、日常生活は特に支障もなく、普通に仕事も運動もできるし、食欲もあるし、元気だし。。。
思い出すと不安になるけど、あわてて病院へ行くわけでもなく、今年の健康診断の際に先生に聞いてみるということにしました。


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7: 日本で乳がん検査

 

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2016年 秋に日本に里帰りした際、念のため、アメリカでの検査結果を持参して乳腺外科を受診しました。

アメリカでのマンモグラフィー検査結果は、「カテゴリー3:おそらく良性」半年後にフォローアップの検査をするようにとのことでしたが、半年待って手遅れになったらと不安で、念には念を。

実際には、石灰化で見つかる、未だしこりのできていないがん細胞が乳管内にとどまっている非浸潤がんは、半年後の検査でも十分に早期の段階だった、と、今は思うのですが、その時は半年放って置いて手遅れになってはと、思っていました。

日本の病院ではマンモグラフィーとエコーを撮って、やはり石灰化は認められたものの、その他の指摘事項はなく、経過観察で年に一度マンモグラフィー等の検診を受けていれば (何か変化があればその時見つかるし、それで十分間に合うから) 大丈夫でしょうとのことでした。

 

ここで、私の頭の中では、「おそらく良性」が「良性らしい」に変わりました。

 

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6: マンモグラフィー 再検査の結果

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再検査では、追加でマンモグラフィーで左側の石灰化が見つかった部分を拡大して撮影。

結果は、
カテゴリー3:おそらく良性 (Probably benign finding)
でした。

この年(2016年)が初めてのマンモグラフィーだったため、前年度との比較などが出来ないので、半年後に石灰化が増えていないかどうかを確認する追加検査を勧められていました。

ちなみに、マンモグラフィーの結果は1から5のカテゴリーに分類(*)されるようです。
カテゴリー1:異常なし
カテゴリー2:良性
カテゴリー3:悪性の疑いを否定できず(ガンの可能性 5%)
カテゴリー4:悪性の疑い(ガンの可能性50%)
カテゴリー5:悪性 (ガンの可能性95%)
 (*) 乳がん検診に引っかかりやすい体質って?「要精査」を怖がらないで


こう見てみると、カテゴリー3なら、ほぼ (95%) 癌ではないらしいと、胸をなでおろしました。


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5: 思わぬ再検査

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初めてのマンモグラフィー(2016年 夏)を受けて数日後、検査センターから電話があり、折り返し電話をして再検査の予約を取るようにとのメッセージが。
まさかの展開に、ドキッとしながら検査センターへ、再検査の予約を取りました。

健診の場合(1-2週間後)とくらべて、再検査の予約はすぐ翌週に。

初回の検査で、左胸に石灰化 (Left calcification)が見つかったとのこと。

あとになってネットで調べてみると、石灰化そのものは癌ではなく、石灰化の99%は良性もの。

また、初回の検査結果には乳腺密度が高く(高濃度乳房)マンモグラフィーに写りにくいと記載されていました。
Tissue Density: The breast tissue is extremely dense, which lowers the
sensitivity of mammography.

なので、再検査といっても、さほど心配する必要はなかったのですが、その時は一瞬青ざめました。


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